スポンサーサイト派遣会社大淘汰時代前夜…秋葉原事件も契機に

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2008-06-12

雨後のたけのこのように派遣会社ができている現状、
派遣会社というのは素人目にも見て儲かるということがおわかりだろう。

登録させて人を送り込むだけで労働者の賃金の2~5割前後が派遣会社に入る(諸経費は除く)
昔のヤクザの日雇い手配師のほうが良心的といった声すらある。

経団連の重鎮は派遣業界とずぶずぶだ。
前会長奥田氏の出身会社トヨタや現会長の御手洗氏のキヤノンも派遣に頼りっぱなし。
小泉政権下の閣僚、竹中平蔵氏は派遣会社パソナの特別顧問。
一見、改善は望めそうにないように見えるし派遣業界は安泰かと思える。

しかし、これからも派遣業界が右肩上がりかと思えばそうでもない。
昨年の日雇い派遣のグッドウィルの違法徴収問題もしかり、
秋葉原無差別殺傷事件では派遣社員の加藤容疑者が解雇されるか否かという不安定な就労環境の中事件を起こした。
今、あらためて派遣労働について問われている段階にある。

では今後の派遣会社はどうなるのか。

派遣会社の未来

合併・吸収・規模縮小・倒産など淘汰が進むのだろう。

最近増えてきたのは、グループ会社として系列だけで働く人を募集する派遣会社を持つところ。
外に頼むより、グループでお金を回したほうが安く済み効率的だ。

例)月給250,000円の仕事
・外部委託の場合(派遣会社取り分3割
派遣会社に357,142円を支払う

・グループ派遣会社経由の場合(派遣会社の取り分1割)
グループ派遣会社に277,777円支払う

利益を出さなくてもいいのだがら、安くできるしグループ内での資金移動で済むし、
派遣先が決まっているのだから営業は不要。

それが増えてくると大手は立ち行かなくなる。
テンプスタッフとピープルスタッフの合併はそれを見越してのことではないか。

働き方の変化もある。派遣労働も従来からいえば変化といえば変化だが、
ワーカーズコレクティブ(労働者自身が出資する協同組合形式の働き方)などの新しい雇用形態も急拡大している。
医療・介護・福祉業界などで多く、元々介護保険料なども安いので民間に中間マージンを払ってまで頼むより自分たちでといったことのようだが、法改正で法人格や税制面での優遇があれば、急拡大しワーカーズコレクティブ形式の派遣業も近く普及するのではないかと予想している。
当然、民間派遣会社には脅威である。


派遣会社での就労者はどうだろう?
営業はいいとして、基本的に、派遣会社のコーディネイター・カウンセラー・コーディネーター(内勤)等は、あまり潰しが利く職種とはいえない。
淘汰がはじまったら、彼ら自身が路頭に迷うことも十分考えられる。
派遣スタッフが低賃金の中スキルアップに邁進している中で、派遣会社社員はあぐらをかいていないか?
言い方は悪いが、商売は商品がないと成り立たない商売なのだ。
派遣労働者という商品以外を扱えるようにならないといけない。

最底辺と呼ばれる日雇い派遣は廃止の方向に向かっており、先がない状態。
貸金業は規制が入り株価が暴落、武富士などは大赤字、米citiグループも貸金のディックを大幅規模縮小。
派遣業界も貸金業界のように、業界が震撼するほど法改正に備えたほうが良い。




今後派遣会社が取り組まなければいけない課題は。

・透明性

派遣料金と賃金の差の割合(俗に言う中間搾取やピンハネ率)をガラス張りにする必要があるだろう。
ピンハネ率は日本では2割~5割と言われる(欧米では1割程度)。
派遣会社の取り分の上限を法律で決め、労働者にも知らせる。
年率○%と決まっている貸金業のようにしないといけない。

交通費、社会保険の是正と拡充

派遣は交通費がないか交通費を賃金に含めて支払われるところが多数。
おそらくは事務や会計の簡略化のためだと思うが、特に後者の場合、無駄な税金を発生させている。
交通費は月10万円まで非課税だが、賃金に含まれると交通費の分にまで所得税・住民税がかかる。
また、それにより保険料や税率まで上がる可能性もある。
一刻も早い改善が望まれる。
また社会保険料については
再契約時、厚生年金支払いが発生したとたん時給が下がったという話を聞いたことがある。
企業の負担分を労働者に転嫁するのは許されることではない。

・サポート・ケアの拡充

派遣会社が一般的な一人の労働者から一月10万円以上はおそらく取っているとして、
10万円どころか5万円に見合うサービスをしているところも皆無だろう。
加藤智大のように鬱屈として日々働くような人へ、定期的なケアはあったのだろうか。
お金の取りっぱなしではいけない。


そういった課題に取り組むということは驚異的な利益率は今後難しくなる。
派遣社員の未来が明るくなることは今まで暴利をむさぼっていた派遣会社の未来が暗くなるのだ。

秋葉原で無差別殺傷事件をおこした加藤容疑者を擁護するつもりは全くないが、この件は派遣についてもいろいろ考えさせられた。

最後になったが、死傷者の冥福を祈る。

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